SWANOIR合同会社

E-Drive on to Simplicity

EV充電器課金システム「EV-HooK」

本質的な充電インフラのあり方を求めて

私たちは、長年EVに関連する事業に携わる中で、現状の充電インフラが抱える本質的な課題に向き合ってきました。

一つは、「すべての車がEVになる」という性急な前提に基づいた市場認識です。地球環境負荷の低減という本来の目的が、いつしかEV普及そのものが目的であるかのような議論にすり替わっています。EVの普及は確実に進むでしょう。しかし、それは結果であって目的ではありません。

もう一つは、充電設備の本来の役割への回帰です。充電設備は、施設の価値を高める付帯設備として機能すべきものです。しかし現在の充電システムの多くは、専用アプリ、会員カード、年会費など、過度に複雑な仕組みを採用しています。まるで充電そのものが目的であるかのように、利用者に不必要な負担を強いているようにも思えます。

私たちが目指すのは、ガソリン車とEVが自然に共存できる社会の実現です。商業施設での買い物、レストランでの食事、住宅での暮らし—それぞれの場所での本来の体験を妨げない、控えめな存在としての充電設備。まるで街角のペットのリードフックのように。シンプルで、必要な時だけ使える。

EV-HooKは、この考えのもと設計された新しい充電の仕組みです。

そのアプリは、本当に必要ですか?

多くのEV充電システムは、利用に際して専用アプリのインストールやカードなどの何らかの登録作業を求めます。会員登録、クレジットカード情報の事前登録—充電という単純な行為に、なぜこれほどの手続きが必要なのか。私たち開発チームは、この本質的な疑問から出発しました。

日常的に使用するアプリケーションならまだしも、充電のたびに新しいアプリをインストールするのは現実的ではありません。特に旅行先での充電に、わざわざ新しいアプリやカードが必要となれば、それは明らかにユーザー体験を損ねています。

EV-HooKは、このような過剰な要件を徹底的に見直しました。充電したい時にすぐ使える仕組み。施設利用の本来の目的を妨げない、シンプルな運用方法。それこそが、私たちの提案する新しい充電体験です。

EV-HooKなら、電話番号だけで充電開始

  • 二次元コードをスキャン
  • 電話番号を入力
  • SMSで届くパスワードを入力
  • 充電後に決済方法をSMSでお知らせ。面倒な事前登録は不要です

充電器は「ガソリンスタンド」?

従来の充電システムは、ガソリンスタンドの考え方を踏襲していました。充電量に応じた課金、そして「通電中」を「利用中」とする表示。この考え方が、効率的な充電スポットの運用を妨げています。

せっかく充電スポットまで来たのに、充電器に車が止まったまま。充電は終わっているけど、そのまま放置されている...。こんな経験、ありませんか?

私たちは、充電器をスマートフォンの充電器と同じように「借りる」設備として捉え直しました。大切なのは電力量ではなく、施設での滞在時間に合わせた利用のしやすさ。この発想のもと、料金体系を「利用時間」に基づく仕組みへと刷新しました。

EV-HooKの効率的な利用システム

  • 時間単位の料金システムで放置防止
  • 必要な時間だけ、必要な人が使える
  • 充電器の状態が一目で分かる「利用中」表示

このムービーでは、現状の充電インフラが抱える課題に向き合い、本質的な解決策として設計されたEV-HooKの特徴をご紹介します。シンプルな利用の仕組みから、効率的な運用方法まで、私たちが目指す新しい充電体験をご覧ください。

すべての充電設備に、新たな可能性を

施設の価値を高める付帯設備として、私たちはEV充電の在り方を根本から見直しました。複雑な手続きや制約を最小限に抑え、施設での本来の体験を損なわない充電インフラ。これが、EV-HooKの目指す新しいスタンダードです。

  • J1772からチャデモまで、国内の規格に対応
  • 施設での滞在時間に合わせた最適な充電速度を実現
  • 遊休充電設備を施設の新たな価値創造へと転換

PARTNERS

錠前・ハンドル・蝶番など産業用金物を扱うトップメーカーであるタキゲン製造

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IoTプラットフォームを提供するソラコム

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IoT機器のプロトタイピング、小ロット製造を手がけるメカトラックス

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